AGA-1-1 髪は一度抜けたら生えてこない?
髪の毛は、発毛 → 成長 → 脱毛 を繰り返しています。
正常な状態の場合、抜け落ちた髪の後には、また新しい髪が作られ、発毛します。このサイクルが、何らかの原因で乱れると、脱毛後、休止状態に入ったまま、新しい髪が生えてこなくなってしまいます。
ただし、最近の研究により、多くの場合は、髪の毛の幹細胞(マスターテープのような役割をする細胞)は残っていることがわかっています。
このため、正常なサイクルを取り戻すことが出来れば、発毛は可能と思われます。(先天的な無毛症や、ケガやヤケドなどにより、頭皮の細胞が破壊されてしまった場合を除きます。)
排水口に溜まった抜け毛の量を見て、シャンプーをすると抜け毛が増えると信じている人も多いようです。AGAなどの薄毛、脱毛症に悩む人の中には「洗髪するのが怖い」という方までいます。
「ブラシで頭を叩いて、頭皮を刺激すると良い」ということは、よく言われていると思います。
髪の毛は、元々は皮膚が変化したもので、ケラチンというタンパク質を主成分として構成されています。
髪の毛は、頭部を外部からの衝撃や、直射日光などの熱や紫外線から守る、などの役割をもっています。
髪の毛の構造
毛髄質(もうずいしつ - メデュラ):
皮脂は、頭皮(皮膚)に膜を作り、保護する役目を持っています。必要以上の水分が蒸発するのを防いだり、最近の感染を予防したりと、健康な頭皮を保つ上で、なくてはならない存在です。
髪の毛の色は、メラニンによって決まります。
直毛の髪の毛と、クセ毛の髪の毛との違いは、毛根にあります。
パーマは、化学薬品によって、髪を構成するアミノ酸の結びつき(ジスルフィド結合(S-S結合))を切断し、元の状態とは異なった結合をすることで、ウエーブを作ります。
髪の毛は、1本1本が抜け落ち、また再生するという工程を繰り返しています。(ヘアサイクル参照)抜け毛の全てが、薄毛につながる訳ではなく、正常な状態であれば、また発毛します。
生え際は後退せずに、頭頂部を中心に薄くなるタイプの脱毛症です。
円形脱毛症とは、一部の髪が抜け落ちてしまうタイプの脱毛症です。
粃糠性脱毛症とは、異常発生したフケが、原因で起こる乾性の脱毛症です。
脂漏性脱毛症とは、皮脂の分泌が過剰になることで起こる湿性の脱毛症です。
出産後におこる一時的な脱毛症です。
瘢痕性脱毛症とは、頭部のケガ、ヤケドなどで、頭皮がひどく傷つくことで、髪の毛が生えなくなってしまう脱毛症です。
牽引性脱毛症とは、長い間、髪を引っ張り続けることによって起こる脱毛症です。
圧迫性脱毛症とは、きついヘルメットや帽子、カツラなどをかぶり続けることでおきる脱毛症です。
自虐性脱毛症とは、精神的な不安や、緊張から、自ら髪を引き抜いてしまう脱毛症で、大人よりも、子供に多く見られます。
症候性脱毛症とは、病気による高熱、伝染病などが原因となる脱毛症です。
薄毛や脱毛症、特にAGAは、遺伝による影響は大きいと思われます。
男性ホルモンは、AGA(男性型脱毛症)の大きな原因のひとつです。
ファーストフードやインスタント食品のような加工食品が溢れ、キチンと食事をしているようでも、身体や髪に必要な栄養素は不足しがちです。無理なダイエットによる過剰な食事制限なども、栄養不足を招きます。
薄毛、脱毛症の人の頭皮は、健康な人の頭皮よりも1℃程度、温度が低い、という統計があります。
ストレスは、自立神経のバランスを崩したり、ホルモンの分泌や消化器系の働きを乱す原因となります。
運動不足は、体のさまざまな機能を低下させます。
睡眠不足
体の病気が、脱毛症を引き起こす原因となるケースもあります。
髪の毛を樹木に例えるなら、頭皮はその樹木の育つための土壌です。
頭皮に指の腹を当てて、前後に動かしてみてください。
頭のてっぺんに、百会(ひゃくえ)というツボがあります。このツボを指の腹で強く押します。
短命で抜落ちてしまった髪は、長さと毛先でも判断することができます。
シャンプーは髪を洗うものと思っている人がいますが、重要なのは頭皮の洗浄です。
現在、さまざまな育毛剤が発売されていますが、どんな育毛剤を使っても、すぐに効果が出るということはありえません。
硬くなった頭皮では、健康な髪は育ちません。育毛を考える上で、血流を良くし、毛根に栄養を行き渡らせるようにするために、頭皮のマッサージは有効です。
血液の流れを考える上でも、運動は大事です。
ストレスは、交感神経を活発にして、血管を収縮させ、血行の悪化を招きます。
どんなに良い育毛剤を使っても、体の栄養が不足していては、健康な髪は育ちません。
シャンプーによっては、かえって髪や頭皮にダメージを与えてしまうものもあります。市販されているシャンプーの大半は、合成洗剤で、合成界面活性剤を含んでいます。
シャンプーをする上で重要なことは「頭皮を洗う」事ですが、リンスは頭皮にはつけないことが大事です。
ヘアトニックシャンプーのような、メントールなどの成分を含むシャンプーを使うと、スーッとした清涼感があり、非常にサッパリした感じになります。これ自体は悪いことではありませんが、それほど洗っていなくても、洗ったようなつもりになってしまいがちです。